送風機の故障と修理

2023/12/08
産業用送風機の故障と修理
送風機は様々な産業プロセスで欠かせない重要な機器ですが、長時間の連続運転や厳しい作業条件のもとで働くため、故障が発生することがあります。本ブログでは、送風機の主な故障原因とその修理に焦点を当て、効果的な対策を提案します。

過熱による故障

産業用送風機は高い温度下での作業が求められる場合がありますが、これが原因で過熱が発生し、機械の劣化や故障が引き起こることがあります。冷却システムの効果が低下すると、送風機の性能が低下し、最終的に故障に繋がる可能性があります。

対策:

  • 定期的な冷却システムのメンテナンスを行い、効果的な冷却を確保する。
  • 温度モニタリングシステムを導入し、過熱が検知された場合には即座に対処できるようにする。

異物混入による損傷

作業環境において、異物が送風機に混入することがあります。これが送風機のファンや回転部品に損傷を与え、故障の原因となります。

対策:

  • 適切なフィルターシステムを導入し、異物混入を防ぐ。
  • 定期的な清掃と点検を行い、異物の有無を確認する。

ベアリングの劣化

連続した運転により、ベアリングが劣化し、異音や振動が生じることがあります。ベアリングの劣化が進むと、送風機の寿命が短くなります。

対策:

  • 適切な潤滑を保つために、定期的なメンテナンススケジュールを策定する。
  • ベアリングの振動や異音をモニタリングするためのセンサーシステムを導入する。

電気系統のトラブル

送風機の電気系統において、断線や過電流が発生することがあります。これが原因でモーターが停止し、送風機全体が機能しなくなることがあります。

対策:

  • 定期的な電気系統の点検を行い、断線や過電流の早期発見を促進する。
  • 予防保守の一環として、電気系統のアップグレードを検討する。

送風機の故障は、生産性や効率に影響を及ぼす可能性があります。しかし、定期的なメンテナンスと効果的な対策を講じることで、これらの故障を最小限に抑え、送風機の寿命と性能を向上させることができます。定期的な点検と適切な予防保守は、産業プロセスの安定性を確保する重要な手段となります。

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